南悦子

すれ違う心と心が互いの胸を切り裂く。日毎小さなそのハートに刻まれていく、巨女と男の儚い情事。デカイ女がいた。異性とのコミュニケーション能力に著しく欠け、自分の寂しい気持ちを 誰にも上手にうちあけられず、日々その欲求を小さなハートに蓄積しつづけている。彼女の綽名は超巨大戦艦。超怒級の名をほしいままにする彼女は街で男を漁る。超怒級にふさわしいタックルとその腕から無類の打撃を発し、男達を次々と撃沈し、自国へと連れ帰る。